リブーターを使ったリモートウェイク(Wake-on-LAN ウェイク・オン・ラン WOL)

2023-10-12T06:08:42.489531Z

※本機能につきましてはサポート対象外となっております

自動リブート装置 明京電機 RPC-M2CS を使用したメールでPCを起動した模様

 
WATCH BOOT nino(RPC-M2CS)
https://www.meikyo.co.jp/product/?id=1492050202-128983

・起動させたいパソコンは10台以下(WOL最大10台まで対応)
・用途はパソコンの起動/リブート
・アウトレット2個まで制御
小規模事業所向けには、RPC-M2CSがお勧めです。

RPC-M2CSはネットワーク経由でシステム機器の制御/管理をする遠隔自動電源
制御装置です。2個の100V AC電源を個別に遠隔制御/管理できます。

①ハートビート監視
②PING監視
③自動リブート
④遠隔電源制御
⑤週間スケジュール
⑥Wake on LAN対応

リブーターの活用

  1. 出社している人に起動してもらう → 出社している人がいない・・・
  2. 常に起動させている → 常時起動は許可されていない・・・
  3. ルーターのWOL(Wake on LAN)機能を使う → ルーターのWOLだと固定IP/DDNS契約、セキュリティも心配・・・
  4. リモートアクセスPCがフリーズ → PC再起動の為だけに、イレギュラーで出社・・・

リブーターがあれば・・・
メールを送るだけで、会社のパソコンを起動したり、フリーズしてしまったパソコンをリブートしたり出来ます。
社外からのパソコン運用がさらに安心便利になります。

特に困るのが4.ではないでしょうか。

 
RPC-M2CS 通信基本設定

IPアドレス        リブーターに割り当てられているIPアドレスを入力
サブネットマスク     ネットワーク接続の詳細を参考にしてください
デフォルトゲートウェイ  ネットワーク接続の詳細を参考にしてください
DNSサーバーアドレス   ネットワーク接続の詳細を参考にしてください
NTPサーバー       ntp.nict.jp(これを設定しました。他のものでもよいと思います)

ネットワーク接続の詳細
スタート右クリック>ネットワーク接続>アダプターのオプションを変更する>
お使いのネットワークをクリック>詳細をクリック

画像1a.png

画像2a.png

 
RPC-M2CS メールサーバ設定、メール制御設定、通知先設定

SSL通信に対応していないので「リブーター側」にGmailなどは利用できません。

メールサーバーの情報に合わせて設定します。
受信ポートや送信ポートの設定があっていないと動作しません。

SMTP認証は有効にします。

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メール制御コマンドを有効にします。

メール制御ユーザー名、パスワードを自由に決めてください。
例)
ユーザー名 splashtop
パスワード rockrock

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この通知先アドレスに設定したメールアドレスからのみメール制御できます。

こちらにはGmailなどのメールも利用できます。

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RPC-M2CS Wake on LAN設定

①PCのWoL機能を設定する
②PC側のMACアドレスを確認
③リブーター側の設定

MACアドレスの確認方法
スタート右クリック > ネットワーク接続 > 状態 > プロパティ > 下のほうに表示されます

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MACアドレスを入力します。
MACアドレスは「ハイフン」で区切られていますがリブーターに設定する際には「コロン」で区切る必要があります。

これでアウトレット1が電源オンと連動してWoLが動作しPCが起動します。

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仮想アウトレット設定にMACアドレスを設定しておけばアウトレット出力と連動させずにPCを起動させることもできます。

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RPC-M2CS メールで起動

宛先  メールサーバ設定したメールアドレス
差出人 通知先設定したアドレス
件名  なし

本文  メール制御ユーザー名
    メール制御パスワード
    コマンドとアウトレット番号

コマンド
POR  リブート
PON  電源ON
PONV WoL

アウトレット1を操作する場合
POR1

で送信するとリブーターが動作します。

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リブーターがメールを受け付けるとこのようなメールが届きます。

画像10a.png